アサヒビール株式会社(東京、塩澤 賢一 社長)のウイスキー製造子会社であるニッカウヰスキー株式会社(東京、岸本 健利 社長)余市蒸溜所(北海道余市郡余市町)にある建造物の一部が、2021年11月19日に、文化庁が定める「重要文化財」に登録されることが発表された。アサヒビールグループ会社としては初の指定となる。
今回、余市町教育委員会からの推薦があり、専門家の調査を踏まえ、10建造物が重要文化財の指定を受けることになった。これまでも「旧事務所」については1980年に余市町指定文化財、「事務所棟」「蒸溜棟」「貯蔵棟」「リキュール工場」「第一乾燥塔」「第ニ乾燥塔」「研究室・居宅」「第一貯蔵庫」については2005年に登録有形文化財の指定を受けている。「第二貯蔵庫」を加えた10建造物が重要文化財の指定となる。
ニッカウヰスキーは、2024年に創業90周年となる。今後も、文化庁や地方自治体などへの文化財建造物の保存に関する情報提供や、文化財の普及啓発活動などに協力していく予定だ。
ニッカウヰスキー余市蒸溜所ホームページ: https://www.nikka.com/distilleries/yoichi/