静岡県熱海市伊豆山地区で7月21日、土石流で被災した地域のボランティア活動が開始した。ボランティアは、家屋からの泥出しや歩道の土砂の撤去を担った。
市社会福祉協議会に事前に登録していた熱海市民10人が参加した。市社協職員から熱中症対策について話を聞いたあと、マイクロバスに乗り込んで現場に向かった。
伊豆山地区では土石流が起きたあとも土砂崩れの危険があるとして、ボランティアを受け入れてこなかった。19日に多くの地域で立ち入り規制が解除されたことを受けて、地区での活動開始を決めた。
市社協によると、これまでに3790人の登録があるという。当面は市の災害ボランティアセンターのホームページなどを通じ事前登録した人のうち、熱海市民に限って連日受け付けをする方針だ。今後、状況に応じ市外の登録者についても受け付けを検討し、活動を本格化させたいとしている。