学習記録SNS「Studyplus」を運営するスタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬 高志 代表取締役)は、2021年4月23日〜5月7日の間に全国の高等学校の教科主任を対象として「1人1台端末」整備状況やデジタル教材の導入状況に関するアンケート調査を行い、2,048件の有効回答を得た。
1人1台端末の配布が公立高校の約7割で未開始となっている他、私立含めても全学年への配布完了は2割未満に留まり、現時点では高校での1人1台環境の実現はまだ遠いことが明らかになった。
■1人1台端末の整備状況について
「1人1台端末の整備状況」については、全体で「高校1〜3年生の全学年が1人1台配布済み」との回答は2割弱にとどまった。
公立高校に限ると約7割が「1人1台配布していない」との回答で、多くの公立高校ではまだ配布も開始していない状況だ。一方、私立高校では「1人1台配布していない」との回答は36%であり、公立と私立の間で1人1台端末の整備状況に明らかな差があった。
■1人1台端末の費用負担に関して
1人1台端末を配布している場合、費用負担者についても調査した。
公立高校では64%が「設置自治体負担」、3割が「保護者負担」となり、都道府県ごとの方針によって負担者が分かれている。
私立の場合はほぼ全て保護者負担となっていた。
■1人1台端末の機種に関して
1人1台端末を配布している場合、機種についても調査した。
公立高校ではChromebookやSurface等のWindows端末が多い一方、私立ではiPadが多くの割合を占めており、ここでも公立・私立で傾向が異なっている。
■その他の調査結果
「配布端末を生徒は毎日持ち帰るのか」「都道府県ごとのICT整備状況の違い」「デジタル教材の検討状況」など、その他の調査結果を全て閲覧できる完全版資料は、下記のリンクから申し込み請求へ。
<資料ダウンロードリンク>
https://form.run/@studyplus-survey
調査概要
• タイトル:全国の高等学校におけるデジタル教材活用・検討状況の調査
• 実施対象:全国の高等学校の各教科主任の先生方
• 実施方法:FAXにてアンケートご回答を依頼し、オンラインで回答を収集
• 実施期間:2021/04/23〜2021/05/07
• 有効回答数:2,048件