政府は4月20日、新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、菅首相とファイザー社のブーラCEOとの直接交渉で、追加の供給量が5000万回、2500万人分で合意したと明らかにした。ファイザー社とは既に契約している分と合わせて計1億9400万回分の供給を9月末までに受ける。
国内で実用化されているのは現在ファイザーのみだが、政府は5月中にも日本国内で承認の可能性がある米モデルナと5000万回分。英アストラゼネカは1億2000万回分の調達契約を結んでいるが、厚生労働省での審査の難航が見込まれている。
今回の合意で、ファイザー社製のワクチンは1億9400万回分、米モデルナ社製のワクチンは5000万回分。これらを合計すると計2億4400万回分。9月末までに16歳以上の国民約1億1千万人全員を上回る量の確保にめどが立つ。