公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団(東京・港区、佐々木 康行 理事長)が、北海道夕張郡栗山町、特定非営利活動法人雨煙別学校と連携して運営する『雨煙別(うえんべつ)小学校 コカ・コーラ環境ハウス』が2021年3月10日に環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」に認定された。北海道での「体験の機会の場」の認定は初めてとなる。
「体験の機会の場」認定制度は2012年10月に施行された「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」にもとづく制度で、民間の土地・建物の所有者等がその土地・建物を自然体験活動などの体験活動の場として提供する場合に、申請に基づき都道府県知事等の認定を受けることのできる制度。認定にあたり、安全確保に関すること、実施体制に関することが要件にあり、環境教育の質の高さを担保するとともに、安心して参加できる体験活動の機会の提供につながっている。「体験の機会の場」は全国で25(2021年3月10日現在)の施設が認定を受けている。
コカ・コーラ教育・環境財団は、北海道夕張郡栗山町とともに、同町の廃校を、自然・環境教育を中心に文化・スポーツの体験学習を行うことができる宿泊施設「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」として再生する プロジェクトを推進してきた。2010年4月に同施設がオープンしてからは、栗山町の豊かな自然環境の中で、コカ・コーラ環境フォーラムをはじめ、自然環境や農業環境を生かした体験型の環境教育プログラムを積極的に構築、展開し、全国の次世代を担う青少年の育成をおこなっている。
「体験の機会の場」認定内容
・名称: 雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス(特定非営利活動法人雨煙別学校)
http://uenbetsu.jp/
・所在地: 夕張郡栗山町字雨煙別1番地4
・申請者: 特定非営利活動法人雨煙別学校
・認定者: 北海道知事
・事業内容: 主にハサンベツ川をフィールドに自然体験活動を行うことにより、生物多様性の保全や自然再生の大切さを学ぶことができる。