「第7回 数理工学コンテスト」受賞作品決定 コロナや環境問題に関する作品が多数

 武蔵野大学工学部数理工学科は、中学生・高校生を対象に毎年開催している「数理工学コンテスト」の各賞の受賞作が決定したと3月19日に発表した。「数理工学コンテスト」は、数理工学の普及や数理工学教育の推進に貢献することを目的に2014年から毎年開催。第7回となる「数理工学コンテスト」は、新型コロナウイルス感染症関連、ゴミ問題などの環境問題等に焦点を当てた作品が多く見られた。58作品の応募があり、17作品を優秀作品として選出。3月27日(土)にオンラインで授賞式を開催する。

【受賞作品】
■最優秀賞(1作品)
作品名 渋谷駅周辺地域におけるゴミ箱設置の最適化
学校名 豊島岡女子学園高等学校 2年生(1名)

■優秀賞(3作品)
作品名 Unityを用いた新型コロナウイルス感染症のシミュレーション
学校名 京都市立堀川高等学校 2年生(1名)

作品名 ゴミ箱案内板の設置によるゴミのポイ捨て抑制効果の検証
学校名 広島大学附属高等学校 3年生(5名)
グループ名 ポイ捨て撲滅委員会

作品名 重回帰分析を用いた特殊詐欺の都市部、
地方における構造的違いの発見とそれぞれの要因分析
学校名 東京都立白鷗高等学校 2年生(1名)

※他、奨励賞5作品、選考委員賞4作品、ジュニア奨励賞4作品が受賞。
詳細は「第7回数理工学コンテスト」HPへ。

【授賞式】
■日時:令和3(2021)年3月27日(土)13:00~15:30
■会場:オンライン(Zoom)で実施(取材希望者は、企画・広報課へご連絡ください)
■主催:武蔵野大学工学部数理工学科/数理工学センター

【選考委員によるコメント】
■工学部数理工学科 西川 哲夫教授
今年度はコロナ禍の下、新型コロナウイルス感染症関連作品が多くありました。最適化を活用した作品も多く、ゴミ問題などの環境問題に焦点を当てたものが複数ありました。最優秀賞を受賞したのは、ポイ捨て削減を目的に、実地調査に基づきゴミ箱設置の最適化を行った作品です。重回帰分析によって特殊詐欺を分析した作品や、セミの鳴き声・動物の寿命などの日常的テーマを統計的に扱った作品も多くありました。

【関連リンク】
■「第7回数理工学コンテスト」受賞作品発表HP:
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/engineering/mathematical_engineering/mathematical_engineering_contest.html

■武蔵野大学工学部数理工学科HP:
https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/engineering/mathematical_engineering/

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