栄光ゼミナールが調査 保護者が中学受験を経験した家庭では、私国立中学受験と公立中高一貫校受検、あわせて84.0%が中学受験をした

 株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭 代表取締役社長)が運営する栄光ゼミナールが、2021年1月13日~1月27日にかけて、「小中高生と保護者の中学受験・高校受験に関する調査」を実施した。小学3年生~高校3年生の子供を持つ保護者726人の有効回答を得た。

 中学受験をした(「中学入試を受験して、高校は内部進学をした」「中学も高校もどちらも受験した」と回答した)保護者と、高校受験のみをした(中学は受験せず、高校入試を受験した」と回答した)保護者を比較。保護者自身が中学受験を経験した家庭では、私国立中学受験と公立中高一貫校受検、あわせて84.0%が中学受験をした、もしくは検討している。これは、保護者が高校受験のみをした家庭よりも16.5ポイント高い。

 保護者も子供も「中学受験をする・した家庭」と、保護者も子供も「高校受験のみをする・した」家庭に、同じ受験を選んだ理由も聞いた。

 保護者も子供も中学受験を選んだ家庭では、「子どもの適性に合った教育が受けられると考えた」が67.3%と最も多く、次いで「保護者自身や配偶者がその進路を選んでよかったと感じている」が52.5%。

 保護者も子供も高校受験のみを選んだ家庭では、「子どもがその受験を希望した」が最も多く56.8%。次いで「子どもの適性に合った受験を選んだ」が43.2%だった。

 栄光ゼミナールは、中学受験を経験した保護者は、自身の経験をふまえ、子供に合った教育を受けられることを重視して、子供の進路も中学受験を選択している。一方、保護者も子供も高校受験のみを選択した家庭は、子供の希望と、子供に合った受験スタイルを重視して進路選択をしていると分析している。

 また、『子供が中学受験をする・した家庭』は、「子どもに合った学校や教育を早期に選べる」「学力の向上につながる」「大学受験への準備ができる」を中学受験のメリットと感じている。高校受験のメリットは、「中学受験と比べて、保護者のサポートの負担が軽い」「中学受験と比べて、経済的な負担が軽い」ことを挙げる保護者が多かった。

 『子供が高校受験のみをする・した家庭』は、「附属の大学へ内部進学ができる」ことを中学受験のメリットとして挙げる保護者が多かった。一方で、「子どもに合った学校を子ども自身の力で選べる」「子どもの適性を見極めてから受験を迎えられる」という点を高校受験のメリットとして感じていることも明らかになった、と栄光ゼミナールは報告している。

 他には、「自分たちの頃は詰め込み型の教育であったが、今の子達は知識を詰め込むことはもちろんのこと、さらに知識を活用する事 を求められていて、より高度な事を求められているように感じる」

「昔は高校受験、大学受験は、偏差値だけを見て選びがちだったような気がするが、今はそれぞれ特色があり、自分にあった学校を選ぶことができて良いと思う」といった自由回答なども得ている。

〈調査概要〉

調査対象:小学3年生~高校3年生の子供を持つ栄光モニター会員

(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2021年1月13日(水)~1月27日(水)

回答者数:726名

※「中学受験」は、国立・私立中学受験のほか、公立中高一貫校受検を含む。「高校受験」は、国立・公立・私立高校のほか、国公立高等専門学校入試を含む。

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