福島県教委は、県内の県立高校において2021年度から学習利用限定で生徒がスマートフォンなどの端末を校内で利用することを認める方針を明らかにした。現在は、校内への持ち込み・使用は各校で禁止されているが、ICT活用やオンライン学習のニーズの高まりなどを受け、環境整備につなげる。端末は、英語のスピーチや動画の視聴や調べ学習での検索や教材に掲載されているQRコードを読み取るなどの利用を想定。
1月27日に福島市で行われる「ICT学びの変革推進会議」で、方針案を発表。また、端末利用の具体的な方策をまとめた手引案も示す。充電は基本的に家庭で行うことや学習に関係のない時間は利用しないなどのルールの設定。閲覧対象を制限する「フィルタリング」を設定するよう家庭に呼び掛ける。方針・手引案を発表後、関係者各位の承認を経て各校に通知される。各校は、手引を参考に校則などを定める。