静岡県、女子制服にスラックス 生徒自ら選択できる制服の多様化

 静岡県内の中学校や高校で、性別に関係なく学校生活が送れるように、制服のあり方が見直されている。静岡県の浜松開誠館中学校・高等学校は、2021年度から女子生徒用の新しい制服、スラックス・ネクタイを導入すると12月初旬に発表した。同校の生徒会が学校に提言書を提出し、わずか1ヶ月で実現に至った。新しい制服は、来年度から中高6学年の女子生徒全員が自由に選択できる。

 静岡県立藤枝西高等学校では、2019年4月から既にスラックスが導入されている。LGBTの生徒への対応のため導入したが、兄のおさがりを使ったり、ズボンのほうが好みであったり、寒さ対策を理由にLGBTではない女子生徒たちも着用しているという。

 これから、性別に関係なく子供たちが自ら制服を選択できる取り組みが進んでいくだろう。

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