花王、供給不足の消毒用アルコール 20倍の増産体制整う

 花王は9日、アルコール消毒液の生産を、昨年比で20倍超に増やすと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により品薄が続いていた。4月後半から和歌山工場など国内4工場で増産する。不足している容器の一部を自社製にするほか、新たに詰め替え用も提供を開始する。

 増産するのは、一般向けの「ビオレu 手指の消毒液」と、業務用の「ハンドスキッシュ EX」。政府の要請を踏まえて医療機関や介護施設にも提供する。

 「ビオレu 手指の消毒液」はエタノール(アルコール)も含んでいるが、有効成分はベンザルコニウム塩化物である。「感染予防のために、石けんやハンドソープによる手洗いをおすすめしております。」と発表している。

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