巻頭言
謹賀新年
教育界にとり、激動の年が幕を開ける。
大学入試改革こそ大分後退した感は否めないが、それ以外の教育改革は予定通り行われる。
文部行政の変化は我業界にとり常にチャンスだ。
森喜朗元首相も自民党のある会合で次のように述べた。大学入学共通テストへの英語民間検定試験の導入の問題に触れて、「学校の先生が教えるのは無理だ。塾ばかりがもうかる世の中……」と。
皆さんも同感であろう。しかし、自塾での対応は十分であろうか。
英語4技能ばかりでなく、身近なところではプログラミング教育の小学校での必修化対応も、だ。対応する講座が設けられているだろうか。筆者が見聞きする限りにおいて、対応が不十分、或いは全く準備されていないケースが多い。
このことは幼児対象の対応の遅れでも言い得る。昨年10月から幼保無償化が始まったが、殆どの学習塾はこれに対応していない。
スイミングスクールを見て欲しい。4月からの土曜日や日曜日のコースはどこも締め切られている。そのくらい殺到している。
しかし、殆どの学習塾にはその年齢層対象のコースはない。受け皿がないのだから、来る訳がない。
このようなことを申し上げると、自塾にはノウハウがない、との意見が返ってくる。そう、貴方のところにはノウハウはないかも知れない。しかし、外部には様々なシステムが存在する。 是非変化をチャンスにしてもらいたい。
(如己 一)
目次
- 20 HOT TOPICS① ジャズの殿堂でSDGsと非認知スキルを考える
- 24 挑む私学 清教学園中学校・高等学校
- 英語と探究学習の両輪で社会に役立つ力を育む
- 27 目次・巻頭言
- 28 NEWS ARCHIVES
- 52 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
- 53 【特集】
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- 2019年重大ニュース
- 注目のキーワード2020
- 64 HOT TOPICS② 中萬学院、さなるグループ参入までの経緯と今後のビジョン
- 66 TOP LEADER Interview
- 飛躍を目指し、挑戦
- グループを支える3つの学習塾
- 市進教育グループ
- 80 教育サービス業界 企業研究(85) 株式会社オヤノミカタ
- 82 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(312)
- 84 疾風の如く(126)
- ハイスクールラボラトリー(愛知県)
- ラボ長 村瀬 匠 さん
- 86 好機到来(57)
- アルゴ・システムズ
- 代表 村元 謙二 さん
- 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(80)
- 90 白書界隈徘徊話(58) 西村克之
- 92 自ら動き出すチームにする方法(64) 中谷彰宏
- 94 塾の家計簿(32)
- 96 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(78)
- 97 芸術見聞録(78)
- 98 ぼくの幼児教育考(19)
- 99 塾長の机
- 100 為田裕行の「教育ICT行」(58)
- 101 1981(10)
- 103 Opinion from School(7)
- 104 林明夫の「歩きながら考える」(173)
- 106 新・授業改革を目指して(113) 石川幸夫
- 108 私塾界インサイト(22)
- 112 咲かせよ桜(59) 小林哲夫
- 116 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(80)
- 118 論点2020(1) 「チーム学校」について
- 122 編集後記
- 124 Book Review
- 126 塾長のためのガジェット講座