楽天株式会社(東京・世田谷区、三木谷 浩史 代表取締役会長兼社長)が運営するオンライン書店「楽天ブックス」は、2016年から2019年の売り上げデータをもとに「自由研究の関連書籍ランキング」(※1)を発表した。
「楽天ブックス」における絵本・児童書・図鑑ジャンルに含まれる自由研究の関連書籍の売り上げ(※2)を2016年と2019年で比較したところ、売り上げが約2倍に伸びていました。また、2016年から2019年の自由研究関連書籍の売り上げ数をもとに、年別の売り上げランキングトップ10を集計したところ、『小学館の図鑑NEO 科学の実験』、『アリのす観察キット』といった自由研究の定番と言える商品が継続的にランクインする中、近年はプログラミング関連書籍が人気を集める傾向がみられた。
■2019年の「自由研究の関連書籍」売り上げが2016年と比べて約2倍に
自由研究の関連書籍の売り上げは、この4年で約2倍に増えています。夏休みの主要な宿題のひとつである自由研究のヒントを探して関連書籍を購入する方が多いようです。また、流通する商品数も2016年と2019年を比較すると約1.4倍に増加しており、より幅広い関連書籍の中から、子どもの興味や関心に応じた実験、観察、工作などの書籍を選ぶことができるようになっています。
■プログラミングが人気。『アリのす観察キット』などの実験・観察系も上位にランクイン
2016年から2019年の4年間における「自由研究の関連書籍ランキング」トップ10を各年別に抽出したところ、ランクインした書籍は、主にプログラミング系、実験や観察系、工作(クラフト)系の3つに分かれました。実験や観察系、工作系は自由研究の定番であり、世代を超えて支持されているテーマですが、プログラミング系は、近年顕著に売り上げを伸ばしています。文部科学省が2017年に発表した、2020年度から小学校でプログラミング教育を全面実施するという方針の影響か、2016年の売り上げトップ10には3冊のみランクインしていたプログラミング系の書籍が、2017年には5冊ランクインしました。具体的には、『小学生からはじめるわくわくプログラミング』が4年間を通じてランクインしており、初めてプログラミングに触れる子どもにも手に取りやすい内容になっています。
一方、自由研究の定番テーマである実験や観察系の書籍では、『小学館の図鑑NEO 科学の実験』、『ドラえもんの理科おもしろ攻略 理科実験Q&A』が毎年トップ10入りしており、安定的な売れ行きを見せています。今年は、2位の『アリのす観察キット』を筆頭に、実験や工作などの定番書籍が10冊中6冊ランクインしており、1位になったプログラミング書籍の人気と共に、根強い支持があります。
上記のランキングの中から特に、4年間を通じて継続的に購入されているプログラミング系、定番テーマの書籍をご紹介します。
▼プログラミング
『小学生からはじめるわくわくプログラミング』(阿部 和広 著、日経BP社)
プログラミングの書籍で唯一、4年連続トップ10入りした一冊です。小学校中高学年の8歳から12歳を対象としており、子ども自身が読み進めてゲームを作り上げることができます。「楽天ブックス」の商品レビューにも「高学年なので、自分で読みながら実践しています!」とコメントされており、子どもにも分かりやすい解説が好評です。
『子どもと学ぶScratchプログラミング入門』(竹林 暁、 澤田 千代子 著、インプレス)
2018年、2019年と2年連続で4位にランクインしています。「楽天ブックス」の商品レビューによると「子供向けのプログラミング教室の教材として購入しました。」など、指導する立場の大人も購入していることが分かります。
▼定番自由研究
『小学館の図鑑NEO 科学の実験』(ガリレオ工房 監修、小学館)
4年連続3位以上にランクインしており、発売から10年経っても売れ続けている定番の図鑑です。自由研究の力強い味方となる約180の実験を収録しており、学年が上がるにつれて複雑な実験もできるようになっているため、長く使える点が特長です。
『アリのす観察キット』(学研教育出版)
過去4年のうち、3年間5位以上にランクインしており、観察系の書籍の中では安定した人気があります。アリを捕まえてから飼育するまでに必要なグッズや観察結果をまとめるシートなど、アリの巣の観察が簡単に実施できる便利さが評価されています。
今年も本格的な夏休みシーズンを迎え、自由研究の関連書籍への関心がますます高まることが予想されます。「楽天ブックス」では「夏休みの自由研究特集」を設け、おすすめの書籍をご紹介しておりますので、こちらも併せてご覧下さい。
「夏休みの自由研究特集」URL: https://books.rakuten.co.jp/event/book/jiyu-kenkyu/
(※1)計算方法:2016年から2019年の毎年1月1日から7月10日までの期間に販売された自由研究に関連する書籍の販売データをもとに独自集計しています。
(※2)計算方法:2016年と2019年の1月1日から7月10日までの期間に販売された自由研究に関連する書籍の販売データをもとに独自集計しています。