ジョイズが湘南ゼミナールと提携へ 塾向け英会話教材の共同開発に着手

3月11日、 主に首都圏で湘南ゼミナールを展開する株式会社湘南ゼミナール(神奈川県横浜市、福村賢一代表取締役社長)と、英会話アプリ「TerraTalk」(テラトーク)を提供するジョイズ株式会社(東京都品川区、柿原祥之代表取締役)が提携を発表した。塾向け英会話教材の共同開発に着手する。

「TerraTalk」は、AIとの英会話を通じてスピーキングを学習できる英会話アプリ。AIが話者のスピーキング力を「文法」「語彙」「発音」「流暢さ」から総合的に評価し、英会話力を正確に把握し、改善に繋げる。様々なシチュエーションを想定した100以上のコースがあり、ニーズに合わせて独自のコースも提供が可能になっている。

 そして、「TerraTalk」を利用することで、生徒はこれまで対話する相手が必要だったスピーキングについて、時間と場所を選ばずに自身で学習可能となる。また、講師専用の管理画面も用意され、生徒の学習状況を把握ができる。

 今回、共同開発の第一弾として、同塾の中高生約3500名を対象に、授業前後の反復学習に活用し、「TerraTalk」の新コースの開発に役立て、学習塾におけるスピーキング学習機会の最大化を目指す。

 開発・導入の背景には、2020年から始まる大学英語入試のスピーキング科目、2022年にスピーキングテストが導入される東京都立の高校入試、講師不足などへの対応がある。

 湘南ゼミナールの担当者は、

「近年、生徒さん一人ひとりの個性と能力に合わせた最適な教育サービスを求める顧客の志向性がますます高まってきており、同様に英会話をはじめとする英語学習においても生徒さんの習熟度に合わせた指導へのニーズも高まっています。そこで当社は、習熟度に合わせてどこでも自己学習ができる個別最適化された理想的な学習体験を提供することができるアプリケーションを積極的に取り入れることと致しました」とコメント。

 ジョイズは、湘南ゼミナールとの協働で得られた学習データを基に、この4月より学習塾向けのAI英会話教材の提供を開始する予定だ。

●塾向け教材概要

提供開始日:2019年4月予定

価格:月額利用料

提供内容:湘南ゼミナールでの利用データをもとに開発した学習塾の指導内容に沿ったコースの提供

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