株式会社栄光(東京都千代田区、山本博之代表)が運営する学習塾「栄光ゼミナール」が、小学生の習い事に関する実態調査を2018年6月6日~20日に実施。小学1年生~小学6年生の子供を持つ保護者を対象に、467人の有効回答からその分析が発表された。
小学生の半数以上が経験している習い事は、「水泳」83.2%が最も多く、「英語・英会話」60.8%、「ピアノ」 53.7%と続いた。一方で、習ったことはないが機会があればやってみたい(やってみたかった)習い事として、「プログラミング」59.8%、「理科実験」57.0%、「書道」54.0%という結果が出た。
習い事が長く続く理由は、「子供の続けたいという気持ちがあるから」が最も多い(66.3%)。また、小学生の間に習った(習っている)習い事を選ぶ際に、保護者の81.8%が「子供がやりたがっているかどうか」を重視したと回答。「子供の将来に役立ちそうかどうか」「曜日や時間帯の都合が合う」も過半数の保護者が重視している。
習い事についての方針や悩み・経験談などを聞いたところ(自由回答)、「中学受験との両立」「スケジュール調整」「辞めどき」がキーワードに挙がった。ほかには、「将来に結びつく可能性の少ないものについては考慮に入れなかった」、「曜日や時間の選択に限りがあり、やりたいこと・やらせたいことが選択できない場合があった」、「通い続けやすいところが長続きする。成果が目に見えてあらわれると続く」といった回答も挙がった。 中学受験を見据えたときに、習い事を続けるべきかどうかを迷う考える保護者は多いものの、習い事で得た経験や知識は中学受験にも活かせるため、「途中で修正を繰り返しながら、その子に合わせた1週間ごとの生活と学習のリズムを作っていくことが重要」と栄光ゼミナールは習い事と受験の両立の方法を示す。塾通いと習い事を両立できる環境を確保することも、塾を選ぶ上では重要なファクターとなりそうだ。