2018年11月18日、一般社団法人教育アライアンスネットワーク(NEA)の設立記念会が、2018年9月6日にオープンした体験型の英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」で開催された。
進む少子化の影響で生徒、講師の獲得が難しくなっている。新しい入試や英語4技能、プログラミングなどの新しい学びなどへの対応も迫られている。このような課題の解消、民間教育機関の持続的発展を目指し、NEAを発足した。現在、約100社が参加している。
理事長を務める市進ホールディングス代表取締役の下屋俊裕氏は、
「NEAが提供する商品やものを自在に使っていただいて、生徒に向き合うという本来の業務に集中できる体制を整えてもらいたいと考えています」と挨拶した。
NEAは、「教育改革への対応」「経営の効率化」「継続企業」をキーワードに挙げ、「経営」「学び」「研修」の3つを軸にサービスを提供していく。
例えば、「経営」では、学習管理や成績管理の「アプリサービス」(2019年3月リリース予定)、安価な「塾校務システム」、「会員限定経営相談所」などが提供される。
「学び」では、「明日の学力」診断(「あすがく」)、英語4技能に対応した教材や模試、TGGでの特別プログラムなどを提供し、「研修」は、映像やライブによる「公開研修セミナー」「初任者研修」などをNEA会員限定で提供する。
また、NEA基金など財政面でのサポートも構築していく。
経済産業省教育産業室長の浅野大介氏の講演も開催された。浅野氏は、教育のイノベーションを担うのは民間教育だと述べる。その反面、民間教育の限界も指摘し、新しい市場を作っていく必要性を語った。
最後に、NEA理事で学研ホールディングス代表取締役社長の宮原博昭氏が、
「日本を守るのは教育だと思います。皆さん方の英知を結集して、強い想いで教育を推進していきたい」と挨拶をした。2019年からNEAは、本格的に活動を広げていく。その動向を注視したい。