2017年度英語朗読コンテスト 優秀者表彰式開催

教育開発出版株式会社主催、株式会社旺文社協賛による「2017年度英語朗読コンテスト 優秀者表彰式」が3月25日、都内で開催された。
 冒頭、教育開発出版の糸井幸男専務取締役が挨拶。「幼児から中学生までが対象の本コンテストは1989年から開催していますが、今回もたくさんの子供たちが参加してくれました。今日はそのなかから43名の優秀者に集まってもらっています。これからは私たち日本の文化についても学んで、ぜひ世界で活躍してください」と祝福した。
 続いて旺文社の平野修一郎氏が来賓として挨拶。「今、AIの時代を迎えていて、知識では機械に敵いません。しかし感情や表現力など、人間ならではの才能はたくさんあります。社会人になっても英語は必要になるので、今後も頑張ってください」とエールを贈った。
 次に審査員長である斎藤なが子氏が紹介され「今日はお祝いの日なので思いっきり楽しみましょう」と呼びかけた。
 そして式典は表彰へと移り、これから英語を頑張ってほしいという意味で5歳以下に贈られる特別奨励賞として、永田真悠さん、安藝魁真さんに賞状が渡された。
 続いて小中学生を対象に、優秀賞が発表された。今回は2497名の参加者中、95点以上を獲得した57名が選ばれ、式典には41名が出席。一人ずつ名前を呼ばれて賞状とトロフィーが手渡され、受賞者は緊張しながらも晴れ晴れしい様子であった。
 そして1位である最優秀賞には、金城花菜さんが選ばれた。金城さんはなんと、3年連続で最優秀賞に輝いている。「全国1位の結果を得ることができ、支えてくれた方々に感謝しています。私は中学に入ってからこの大会を知り、いかに言葉で伝えるかを学びました。これからもずっと英語を頑張っていきます」と喜びの気持ちを伝えた。
 総評として審査員長の斎藤氏が「CDを聞くことで朗読は上達します。そして声の高低、身振り手振り、キャラクターに成りきることも大切です」と述べた。
 最後は高得点者3名が実際に朗読をしてみせた。自分の発音を録音し、何回も聞いて練習したという三船あか梨さんは、ジェスチャーを交えながら上手に朗読。またストーリーをイメージしながら、主人公によって声や伝え方を変えているという金城さんのスピーチは引き込まれるようで、会場の参加者は拍手で讃えていた。
 わが子の晴れ舞台を撮影する保護者も加わり、会場は熱気を帯びていたのが印象的だった。来年もまた腕を磨いた子供たちが、素晴らしい朗読を聞かせてくれるだろう。

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