個別指導塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパン(東京・新宿区、田上節朗社長)は1月22日、都内で「内村航平ヘッドコーチ就任発表会」を開催した。
明光義塾は、2018年1月から新学習指導要領に対応した授業内容に変更するなど、新たな取り組みを順次開始している。そのひとつが新しい指導メソッド「MEIKO式コーチング」だ。
「生徒は自分で考える力、表現し、対話する力を伸ばしていく。教育改革でキーワードになっているアクティブラーニングの基礎をしっかりと作る」と田上社長はMEIKO式コーチングについて語り、そのシンボルとして体操金メダリストの内村航平選手を起用した。
MEIKO式コーチングでは、コーチングの手法を取り入れ、わかったつもりをなくす「分かる」「話す」「身につく」授業が展開される。講師は、生徒がつまずいたとき、自分の力で答えにたどり着くサポートをし、考える力を育てる。生徒はわかったことをすぐにふり返り、自分の言葉で講師に説明することで理解を深める。
わかった内容はノートに記録して定着させる。その内容は、明光義塾が開発した「eポートフォリオ」に蓄積。理解を積み重ねて可視化し、保護者とも共有化していく。
「学びの主役は生徒。『分かる』『話す』『身につく』を通じて、講師は生徒の力を引き出し、サポートする。生徒は受け身の勉強ではなく、主体的に学ぶ力、課題を解決する力を伸ばしていく。これがMEIKO式コーチングのコーチと生徒との関係です」と、田上社長は続ける。
内村選手は、発表会で“新技”も披露。1月23日から全国でオンエアされる新テレビCMで見ることができる。内村選手は、「選手としては、コーチに力を引き出してもらって、今年も良い結果を残せるように、明光義塾のヘッドコーチとしては、生徒の力を引き出す存在として全力でがんばっていきたい」と力強く抱負を語った。