巻頭言
第3次AIブームと云われて久しい。これは爆発的に普及したインターネットとともに、ビッグデータを使った機械学習が広がり、更にディープラーニングの開発により拍車がかかる。
しかし、AIと言えばGoogleやIBM、マイクロソフトなどが代表的企業で、日本企業の名は出て来ない。この彼我の差や如何に。答えは、若手が権限や発言権を持っているかどうかに因る。硬くなってしまった頭では、新しい世界を創造、想像できない。
ノーベル物理学賞に輝く天野 教授は、24歳時の窒化ガリウム結晶創製という研究成果で受賞した。アインシュタインは25歳時の研究で受賞した。アップルやマイクロソフトの創業者が頭角を現すのも20代前半である。
学習塾業界でも同じような現象が起きている。AIを利用したアダプティブラーニング、探求学習、ICTをフル活用した英語教育、そして授業料無料の学習塾などなど。皆20代から30代半ばの方が立ち上げている。どれも斬新なアイデア満載だ。古い世代では及びもつかないフォーマットである。
彼ら彼女らに共通することがある。世の中を変えようとする強い意志、利益一辺倒でない、基本的にオープンソースであり独占しない、アライアンスに対してもオープン、覇権を目指さないなどだ。
AIが普及し、多くの仕事がなくなると云われるが、前記のようなマインドであれば、恐れることは無い。そして社会を変革することを期待する。読者諸兄もチャレンジを。
(如己 一)
目次
合格実績にこだわり続けながら、未来を見据えた教育も積極的に導入
小学生のうちから医学部を目指す子を育てる塾
「〝英語に強い〟KEC教育グループ」の英語教育改革
2017年2・3月期決算を読む
教育サービスの海外進出
塾業界の労働環境向上のために
「安心塾バイト認証制度」に存在感
順位は決めない、選りすぐりの講師が
洗練された授業を披露する
講師たちの熱気がほとばしる
第12回全国模擬授業大会、栃木で開催
ピグマリオン学育研究所 所長 伊藤 恭 氏
浜学園グループの幼児教育を支え続けてきた
メソッド、ついに全国展開へ