司法予備試験が5月21日、全国7都市の8会場で始まった。通過すれば法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格を得られるこの試験は出願者数1万3178人で、前年より411人増加。21日は短答式試験で、7月に論文式試験、10月に口述試験が行われる。合格発表は11月9日。昨年の合格率は3.9%だった。予備試験は受験資格に制限がなく、法曹への「近道」として受験するケースも多い。昨年の司法試験では、合格者1583人のうち235人が予備試験通過者だった。合格率は61.5%で、どの法科大学院よりも高かった。