検定中の教科書を教員らに見せ、謝礼を渡していた問題で、大日本図書と教育芸術社(いずれも東京)が2015年までの4年間、教員や自治体の教育長ら延べ494人に歳暮を贈っていたことが8月23日、分かった。両社が同日、社内の再調査結果を文部科学省に報告した。大日本図書は12~14年、教員延べ180人に菓子や茶など2000円程度の歳暮を贈った。教育芸術社は12~15年の4年間、リンゴやサケ、ジャム(2244~5600円)を同314人に贈っていた。同社分には教科書を採択する市町村教委の教育長同26人が含まれていた。