小学生向けの「起業家教育」を授業に取り入れた学校は「ビジネスの経験を通じ、チャレンジ精神やリーダーシップを育むことができる」と効果を強調する。模擬会社の設立、創業者が経営する企業での職場体験などを経済産業省は「起業家教育」と定義。政府が2014年に定めた成長戦略は小中学校での促進を明記した。文部科学省は費用の助成で後押しする。ただ、経産省が15年1月、全国235の小学校を対象に行った調査では、授業に取り入れている学校は10%にとどまっており、ノウハウ不足の解消が普及への課題になっている。
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