インターンシップ は学生が企業や官公庁、NPOなどで一定期間、働きながら職業意識を養う取り組み。欧米企業が優秀な学生確保を目的に提供する数カ月間のプログラムが日本にも伝わった。1990年代から広がり始めた日本では学業を優先するため、採用活動に結びつけないことを文部科学省や厚生労働省が企業に求めている。企業は一般的な採用活動で伝えきれない具体的な業務内容を学生に知ってもらえる。就職活動前に学生が抱くイメージとのミスマッチを防ぐメリットがある。
インターンシップ を授業の一環として就業体験を単位として認定する大学は増えている。文科省によると大学の約7割が単位認定済み。ただ、そのほとんどの実施期間が1~2週間と短い。学生を受け入れる企業も中堅中小企業やベンチャー企業が多く、就職活動を直前に控える大学3年生の参加が目立つ。