エプソン販売とみずほフィナンシャルグループが協働し、小学生向けの課外授業を実施

 エプソン販売株式会社(東京・新宿区、栗林治夫 代表取締役社⻑)は、株式会社みずほフィナンシャルグループ(東京・千代田区、木原正裕 執行役社長)と協働し、板橋区立北前野小学校の6年生向けに、企業の職場見学やSDGsに関する学習を行う課外授業を実施した。
■課外授業の概要
<授業の流れ>
①出前授業
 知識の醸成だけでなく、「環境」や「金融」、「社会」について興味を持ってもらうことを目的に、以下の内容で授業を実施しました。
エプソン:「紙」の原料や製造工程の説明を通して、身近なところから環境に目を向けてもらえるように、クイズも交えて授業を実施。水をほとんど使用せず(注)再生紙を新たに生み出すPaperLabについても学習する。
(注)機器内の湿度を保つために少量の水を使用する。
みずほ:お金の使い方や貯め方、キャッシュレス決済の概念、金融トラブルに巻き込まれないための注意点などに加えて、金融機関の役割も学ぶことで社会とのつながりも意識できる「金融経済教育」の授業を実施。
 児童たちは、普段身近にあるが、気にも留めず使っていた「紙」を通して「環境」について学びを深めていた。また「金融経済教育」でも、普段身近にあっても自分だけではあまり使う機会のない「お金」に関する正しい知識と、「お金」を扱う金融機関の仕事内容などを学習した。

 児童たちからは、「使い終わった紙を、また新しく使えることが、地球にとってすごく優しいなと思った」、「色んな会社や人が関わっているからこそ、社会を支えられるのだとわかった」、「よくお金を使いすぎちゃうことが多いので気を付けようと思った」、「通帳や口座の大切さ、利用するときに注意すべきことを学べて良かった」、「銀行は、お金を預かったり、貸したり、送ったりなど、さまざまなことを行っていて、日常の生活にないと困ってしまうものだと改めて感じた」、などの声をいただき、授業の中で学んでいただきたい要素がしっかり伝わっていることがわかった。

②みずほFGの職場見学
 出前授業で学んだ内容の理解を深めることを目的に、みずほ銀行東京中央支店のオフィスや、PaperLabを設置している現場の見学会を実施した。銀行で働く方々の仕事ぶりを知ることができる貴重な機会であり、かつ実際に企業で活用されているPaperLabの見学を通し、児童たちからは「正直、最初はどのような活動なのかが、いまいちわからなかったけど、実際に見学させてもらってとても興味が湧いた。再生紙という発想はあったが、それをどう実現するかを想像できなかった。実現できているのがすごいと思った」、「PaperLabもみずほ銀行の設備もすごい」などの声をいただき、学ぶ意欲の向上にもつながっていることがわかった。

③感謝の手紙の作成
 最後に、出前授業や職場見学での学びを「自分事として実感し行動する」ことを目的に、みずほ銀行のPaperLabで、学校で出た古紙を原料に再生紙を作成した。その再生紙を用いて、保護者やお世話になった先生に日ごろの感謝を込めた手紙を作成した。手紙のデザインも児童自ら考案し、2025年3月4日に行われた「巣立ちの会」にてその手紙は渡された。児童たちからは、「自分の思い出が残っている紙を使って、支えてくれた人たちに対して手紙を書くのは、普段よりも思いがこもっている感じがしていい」という声や、「環境に貢献するためにしっかり行動ができて良かった。その他の環境貢献でも、これを機に行動に移せるようにする」という声があった。


<本授業内での役割>
エプソン:出前授業で「環境教育」実施、課外授業ではPaperLabの説明などを実施。
みずほ:出前授業で「金融経済教育」実施、課外授業では銀行業務の紹介やPaperLabが実際に稼働している現場を案内。

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