日本インフォメーション株式会社は2月7日、2025年のバレンタインデーに関する調査結果を発表した。調査期間は1月17日から20日にかて、全国の15~59歳の女性900人を対象に実施した。バレンタインデーにおける消費動向や物価上昇の影響について調査した。
調査によると、今年バレンタインデーにチョコをプレゼントする予定の女性は45%で、昨年と大きな変化は見られなかった。最も多かったチョコの種類は「家族チョコ」で58%、女子高生は「友チョコ」が主流となるなど、世代別に差が見られた。「推しチョコ」の人気は全体の1割未満にとどまり、まだ一般的なトレンドにはなっていない。
物価上昇の影響については、46%が値上げを実感しており、昨年の36%から増加している。にもかかわらず、バレンタインの予算は昨年と大きな差はなく、平均で3818円となった。贈る人数は平均3.8人で、前年から0.2人減少したが、大きな減少には至らなかった。
チョコの購入場所では「スーパー」が31%と最も高く、次いで「デパート・百貨店」が29%となり、物価高の影響でスーパーで購入する傾向が強まったとみられる。
選び方の基準としては「美味しさ」と「味の好み」が中心で、価格よりも高級感やパッケージデザインを重視する傾向が見受けられた。また、バレンタインデーにチョコ以外のことを予定している人は少数派で、全体の17%にとどまった。
バレンタインデーの意味については、「感謝を伝えるイベント」と捉えている人が最も多く、次いで「自分へのご褒美」や「普段食べない高級なチョコを楽しむ機会」として楽しんでいる傾向が見られた。一方で、「面倒に感じる」と思っている人も15%存在し、イベントとしての楽しみながらも、負担に感じる部分もあるようだ。
今年のバレンタインデーは、物価上昇の影響を受けながらも、依然として贈り物としてのチョコレートが主役となり、感謝や自己満足の機会として楽しまれていることが明らかとなった。
■調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:15~59歳の女性
サンプルサイズ:900サンプル
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:
(今回 ) 2025年1月17日~1月20日
(前回 ) 2024年1月17日~1月18日
記事ページ(https://www.n-info.co.jp/report/0070)
■会社概要
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他