武蔵野市に移転し100周年を迎えた成蹊中学校(東京・武蔵野市)の2年生は、武蔵野市が抱える課題を探り、解決策を考える『探究学習』を1年かけて行ってきた。
今年度は商品開発支援を行う株式会社プラグ(東京・千代田区、小川 亮 代表取締役社長)が提供する生成AI『CrepoパッケージデザインAI』を使い、解決策をビジュアル化することで、より具体的で実現性のある解決策を提案する発表会を開催する。成蹊中学校で生成AIを使った授業は今回が初となる。
2020年の学習指導要領により開始された『探究学習』はこれからの子供たちに21世紀に求められる能力を育成するための教育改革の一環として進められている。また、次の学習指導要領の改訂を前に、生成AIの発展などを踏まえ、知識の集積だけでなく、深い意味の理解を促す学びのあり方が検討されている。今回は教育現場の『探究学習』という授業にいち早く生成AIを取り入れ、生徒自らがより深く考えアウトプットができるようにした最新の取り組みとなる。武蔵野市の副市長に、実生活に活かせるような具体的な解決策を提案する。
中学生がAIを使い解決策を可視化
■「開催概要」
日 時:2025年2月13日(木)13:00 ~15:00(12:30~12:55受付)
会 場:成蹊中学・高等学校 大教室
プログラム 13:00 ~ 13:15 開会 来賓者入場 開会の挨拶
13:15 ~ 13:50 グループ1から5のプレゼンテーション/質疑応答
13:50 ~ 13:55 休憩
13:55 ~ 14:30 グループ6から10のプレゼンテーション/質疑応答
14:35 ~ 14:50 校長・副市長・学年主任からのコメント
14:50 ~ 15:00 生徒・教員への質疑応答
15:00 閉会
■発表会の内容
『多文化共生』『防災・防犯』『まちづくり』『産業・観光・農業』『福祉』『環境・自然』『芸術・文化』の7つのテーマに分け、生徒自身が興味のある分野に参加し、市役所職員、駅員、福祉施設職員など様々な方にインタビューをして、課題を発見し解決策を考えた。発表会では、7つのテーマ×8グループの56グループの中から、投票により選ばれた10グループが、副市長や教員、生徒たちにプレゼンテーションする。
■成蹊中学校について
「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」の三つの建学の精神に基づき、自ら課題を発見し、解決できる「0to1(ゼロトゥワン)」の発想が持てる人材の育成をめざしている。