サクシード 株式会社みんがくの株式取得 子会社化へ

 サクシードは、教育人材支援事業、福祉人材支援事業、個別指導教室事業、家庭教師事業の4つの柱で事業を展開している。教育人材支援事業では、教員の長時間労働問題に対応するため、教育のDXを推進するためのICT支援員派遣事業や教員の業務負担軽減のための部活動運営受託事業を通じて、教育現場を支援してきた。また、学内塾の運営や学校介助員の派遣業務など、子どもたちがより良い学びの機会を得られる環境づくりにも力を注いでいる。
 一方で、株式会社みんがくは、教育特化の生成AI活用プラットフォーム「スクールAI」を持ち、その企画・開発・運営を中心に、教育現場へ生成AIの導入を支援する総合教育DX推進コンサルティング事業を展開しているスタートアップ企業で、学校教育現場における生成AIを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)の最前線を担っている。そして、東京学芸大学、東北学院大学、玉川大学、札幌国際大学、中部大学などの研究者との共同研究を行っており、代表の佐藤が教育AIサミットや教育AIハッカソンを主催するなど「生成AI×教育」をテーマに幅広く活動している。

 教育現場における教員の負担軽減、それによる教育の質の向上を人材サービスを通して目指してきたサクシードと、生成AIを用いて教育現場の課題を解決し、個別最適化された教育環境を目指していく株式会社みんがくのビジョンが一致し、当社取締役会は株式会社みんがくを子会社化することを決議した。

 教育特化の生成AI活用プラットフォーム「スクールAI」の普及を加速させ、社会課題である教員の業務負担軽減や教育現場の効率化が実現されることを期待する。さらに、生徒一人ひとりに最適化された学びを提供することで、教育の質を飛躍的に向上させるとともに、日本全体の教育環境の未来像を描いていく。
 現在業績の二極化が進んでいる学習塾業界にも事業を展開しているサクシードにおいて、個別指導教室事業や家庭教師事業に生成AIを利活用することで差別化を図っていく計画をしている。

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