明治大学創立150周年記念事業の一環として駿河台キャンパス総合施設整備計画「SURUGADAI 6.0」が始動

 学校法人明治大学は、これまで駿河台キャンパスの老朽化した施設を順次建て替えするための「駿河台キャンパス総合施設整備計画」を検討してきた。同計画の基本構想について決定し、今後は同計画に基づく施設整備の具体化を進めていくこととなった。
 この計画は、2031年の本学創立150周年に向けて明治大学のあるべき姿を定めた「MEIJI VISION 150‐前へ‐」における施設整備計画の重点目標として位置付けられている。駿河台キャンパスの猿楽町地区(旧付属明治中学校・高等学校跡地)にある多数の老朽化した校舎を中心に、駿河台キャンパス全体に及ぶ施設の建て替えと改修を工事開始年度から14年の期間をかけて行う長期的な施設整備事業だ。
 この計画の検討にあたっては、将来どのような駿河台キャンパスにすべきかというコンセプト「SURUGADAI 6.0」を策定した。このコンセプトは「物理空間と仮想空間を融合させた新しいキャンパスを創る」ことを謳っており、学生・教職員のみならず、世界の人々と障壁なくつながり、知の創造が一段と広がる教育研究の場(空間)を創造することを目指している。

 この計画は、現在中野キャンパスに配置されている全機関が約10年後に駿河台キャンパスに統合されることを前提とした計画だ。これは、「SURUGADAI 6.0」を実現するためには、中野キャンパスの教育研究力を、駿河台キャンパスの諸機関と連携させることが必要であるとの考え方によるもの。この統合により、教育研究の多分野の融合が促進され、より学際的で先進的な教育研究が駿河台キャンパスで展開されることとなる。なお、統合した後の中野キャンパスの利用については、社会における大学へのニーズなども考慮して理事会においてこれから検討することとなる。

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