ユームテクノロジージャパン株式会社(東京・新宿区、松田しゅう平 代表取締役)は、日本通運株式会社(東京・千代田区、竹添進二郎 代表取締役社長)がオンライン学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」を全社導入したことを発表した。
日本通運では、「人と人との結びつき」を重視した集合研修を長年にわたり実施してきた。しかし、2021年からの新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、集合研修をオンライン研修へと移行する必要性が生した。この際、単なる集合研修のオンライン化にとどまらず、UMUの導入により、従業員同士が「いいね」やコメントを通じて双方向のコミュニケーションを図れる環境を実現するとともに、研修データの一元管理による業務効率の向上を図ることができる点が評価され、同年に導入が決定した。
その後、オンラインでの研修資料の配布や受講情報の自動集計により、研修運営側の業務効率が大幅に向上し、必要な人員を従来の7人から2人まで削減することができた。また、多様化する人材への円滑な情報共有を目的として、AIによる自動動画生成機能を活用し、研修動画の多言語化や障がい者向けコンテンツの拡充にも取り組んでいる。
今回、日本通運では、トラックドライバーなどの技能系職種を含む全従業員を対象にUMUを導入し、「情報の共有化」と「DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化」を推進する。全従業員にデジタル端末を配布し、UMUを活用して場所や時間を問わずオンラインで情報を共有し、自己学習が可能な環境の提供を目指している。