福井県池田町×東京都立芝商業高等学校 都市と農村の交流・連携を図る部活動「いけだ部」がスタート

 令和6年4月より福井県の地方自治体・池田町と連携を行う東京都立芝商業高等学校は、部活動「いけだ部」をスタートした。この取り組みは、循環型社会を推進する福井県池田町で農村地域の暮らしや風土を学び、アクティブラーニングを実践するもの。
 また福井県池田町は、「いけだ部」の活動を応援する「芝商いけだ部 応援プロジェクト型ふるさと納税」を令和6年7月よりスタート。芝商業高校は、10月25、26日に行われる「芝商祭(文化部門)」において、ふるさと納税制度を活用した取り組みについて生徒自らが説明し、福井県池田町の特産品を用いて活動のPRを行う。※10月25日(金)は非公開。26日は関係者のみ入場可(チケット入場制)
 芝商業高校は東京都港区に位置する都立の商業高校。今年で100周年を迎える芝商業高校は、生徒が実践的・体験的なビジネス学習を通して実社会を理解することを強力に支援している。
 福井県池田町は、福井県と岐阜県の県境に位置する山々に囲まれた農村。人口は約2,200人、面積の9割以上が森林という小さな町。心をいやす日本の原風景、作物をいつくしむ感謝の気持ち、人と人が思いやり、支えあって暮らす「あたりまえをたやさないまち」を目指している。
 今回新たに創設された「いけだ部」とは、日本の農村である福井県池田町をフィールドに、芝商業高校の生徒たちが自分自身の生き方や価値観を探求するクラブだ。雪国で暮らす人々の技や相互扶助の精神など、都会とは異なる価値観と触れ合いながら、主体的・共同的に課題を解決する力を学び、社会的機能の育成を図るとともに、多様化する社会の中での生き抜く力を養成する。
「芝商いけだ部 応援プロジェクト型ふるさと納税」はこうした福井県池田町と芝商業高校の取り組みを応援・支援する方法として誕生した。寄付されたお金は全額「いけだ部」の学修活動に使われる。また、ふるさと納税の返礼品には、芝商業高校のOBOGが考案した「いけだのおやつde満足コース」などが設定されている。

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