株式会社みんがく(東京・⽬⿊区、佐藤雄太 代表取締役)は、札幌国際大学(北海・札幌市、蔵満保幸 学長)と教育現場における生成AI活用に関する共同研究を開始することを発表した。
■研究は、以下の2つのプロジェクトを中心に展開される。
①教員向け研修パッケージの開発
みんがくが提供する生成AI活用教育特化アプリ作成プラットフォーム「スクールAI」を活用し、教員の生成AIに関するリテラシー向上を目的とした研修パッケージを開発する。これにより、教員が生成AI技術を教育現場で効果的に活用し、生徒の個々の学びを支援できるスキルを身につけることが期待される。
②道徳教育用生成AIコンテンツの研究・開発
道徳教育の専門家である安井政樹准教授の知見を活かし、生成AIを活用した新たな道徳教育コンテンツの研究・開発に取り組む。生徒の発達段階に応じたカスタマイズされたコンテンツを提供することで、道徳教育の質を向上させ、より効果的な教育を目指す。
■ 背景と目的
急速に進化するAI技術は、教育分野にも大きな変革をもたらしている。特に、生成AIは生徒一人ひとりのニーズに応じたパーソナライズされた学習体験を提供できる可能性を秘めている。しかし、教員がこの技術を効果的に活用するためには、十分なリテラシーとスキルが必要となる。
また、道徳教育においては、生徒の成長段階に適した柔軟な教材の開発が求められている。このような背景から、株式会社みんがくと札幌国際大学安井研究室は、教育現場における生成AI活用の可能性を探るための共同研究を開始した。教員向けの研修パッケージ開発と道徳教育用の生成AIコンテンツ開発の2つのプロジェクトを通じて、AIが教育現場でどのように役立つかを具体的に示すことを目指す。
今後、共同研究の成果を基に、教育機関や学校に向けて生成AIを活用した研修パッケージや道徳教育コンテンツを提供していく予定だ。生成AIを活用することにより、教育現場における授業の質の向上や、個別最適化された学習が実現することが期待される。