企業版ふるさと納税を活用、地域の未来を育てる 自然体験を通じた小中学校向け環境教育事業をスタート

 NPO法人Nature Service(埼玉・坂戸市、赤堀哲也 共同代表理事)と株式会社BiotopGuild(埼玉・春日部市、三森典彰 代表)は、共同で地域の小中学校に対して、環境教育事業を提供するサービスを開始する。この事業は、企業版ふるさと納税を活用した自治体への寄付募集事業として位置づけられ、地域再生計画の実現を目指す地方自治体と、社会貢献の一環として企業版ふるさと納税の活用を検討する企業とのマッチングを促進する。自治体や企業が協力して、子どもたちに貴重な環境教育を提供することで、持続可能な地域社会の構築を支援する。

 この環境教育プログラムは、ビオトープを活用した実践的な環境教育を通じて、子どもたちの自然理解と生きる力を育むことを目的としている。ビオトープは、その地域に昔から生息するすべての生き物が、互いに関係し合いながら安心して暮らすことができる「すみか」を指す。生き物が自らの力で生きていける環境(=ビオトープ)を環境教育の題材にすることで、子どもたちは以下を体験し学ぶことができる。
・生き物の気持ちになって考える
・多様な生き物が共存できる環境とは何かを、自ら考え、行動する
・ビオトープを通じて環境問題を自分ごととして捉え、持続可能な社会のために何ができるかを考える
また、学校という地域コミュニティの根幹にビオトープを造成することは、生物の生息や移動を助ける「エコロジカルネットワーク」の創出につながり、自然環境保全・再生にも寄与する。

 NPO法人Nature Serviceは、指定管理者制度を活用したキャンプ場・法人向けリモートワーク施設の管理/運営を通して自治体との関係構築、地域の自然資源の発掘、マーケティング活動等に強みを持っている。また、子どもを対象とした自然を活用した取組を実施し、子どもが実際に自然と触れ合う機会を多数提供している。
 一方、株式会社BiotopGuildは、これまで多くの学校や地域で環境教育事業を実施しており、教育の側面から自然体験を通じて子どもたちの生きる力を育むプログラムの提供を行っている。特にビオトープを通じた環境教育の提供は、子どもたちの学習意欲を引き出し、環境保護の意識を高めるとともに、生きる力を育む貴重な機会となる。
NPO法人Nature Serviceの豊富な経験と、株式会社BiotopGuildの環境教育への専門知識が融合することで、自治体との関係構築、マーケティング活動、教育プログラムの実施サポートからフォローアップまでを一気通貫に行うことができ、コストを必要最小限に抑えつつ、効率的に質の高いサービスを提供することが可能となる。ここに企業版ふるさと納税制度をかけ合わせることで、自然を活用した教育と地域の活性化がより一層推進されることを期待している。

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