明石市内の小学校でスマートコンポスト導入のパイロット事業を開始

 株式会社komham(札幌市、西山すの 代表取締役)は、明石市立魚住小学校に「スマートコンポスト®」を設置し、給食の食品残渣を堆肥化処理するパイロット事業を開始した。生ごみの資源循環を形成するとともに、環境教育への活用を検討する。この事業の結果をもとに、明石市内の各小学校への導入を見据えている。
 明石市では、循環型社会の実現のため、「ゼロ・ウェイストあかし」を合言葉に、ごみの減量・再資源化の推進に向けた施策を実施している。「スマートコンポスト®」は、ソーラー発電で自動駆動するバイオ式生ごみ処理機で、二酸化炭素排出量実質ゼロで生ごみを堆肥化することができる。明石市は、スマートコンポストによるごみ減量化および資源循環の有効性について検証するために、市内の小学校にスマートコンポストを導入するパイロット事業を開始した。
【パイロット事業概要】
期間:2024年8月30日から9月27日
場所:明石市立魚住小学校敷地内(兵庫県明石市魚住町570)
■運用方法と事業の目的
 明石市立魚住小学校にスマートコンポストを1台設置し、給食で発生する調理くずや食べ残しを処理する。生ごみをその場で微生物分解し、生成した堆肥は花壇等で利用することで、可燃ごみの減量、および、ごみの資源循環を形成することができる。また、環境教育の教材としても活用し、児童の環境への理解や意識向上につなげることを目的としている。

「スマートコンポスト®」は、AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機です。生ごみの高速処理が得意な当社微生物群「コムハム」がより安定して生ごみを分解できる環境をスマートコンポスト内に整え、街中や施設内に設置しても景観を損なわないデザインで開発した。また、管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、投入生ごみ量、生ごみ分解量/分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量を取得することができ、エラー発生時はアラートがはたらくため、最低限のメンテナンスで運用ができる。

【製品概要】
■サイズ(キャスター込み): 980 (W) x 1365 (H) x 900 (D) mm
■本体重量: 約200kg
■処理能力: 最大10リットル/日
■消費電力: なし(ソーラー発電)
■耐用年数: 8年
■測定/取得できるデータ:
・投入生ごみ量
・生ごみ分解量/分解率
・温室効果ガス排出削減量
・バッテリー残量

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