ヤマハのインドへの日本型音楽教育導入に関する事業で、IGSの子ども向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW」が導入開始

 Institution for a Global Society 株式会社(東京・渋谷区、中里 忍 代表取締役社長 COO)は、ヤマハ株式会社)による初等音楽教育支援事業において、コロンビア共和国に引き続き、インド共和国にも、IGSの子ども(児童・生徒)向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」が導入開始したことを発表した。

 ヤマハが2015年より新興国を中心に展開している「スクールプロジェクト」は、音楽・楽器演奏の楽しさを伝えるため、公教育における音楽と楽器を使った活動の普及を目指したプロジェクト。これまでに8か国で累計302万人(2024年6月末)の子どもたちに音楽・楽器演奏を楽しむ機会を提供してきた。
 ヤマハの「初等音楽教育支援事業」では、これまでコロンビアにおいても、日本型音楽教育が児童のどのような「非認知能力」を育むことができるのかを測るため、IGSの子ども(児童・生徒)向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を導入していたが、この度、インドでの活動においても「Ai GROW」が導入開始された。
 インドにおいて、ヤマハは、2023年4月よりデリー州の公立小学校10校にて、リコーダーを使った日本型音楽教育のパイロット授業を実施している。授業では日本型音楽教育の特色である4分野の1つ「器楽」をメインに用いつつ、「歌唱・鑑賞・音楽づくり」も併せて実施、ペアワークなど協働活動や探究活動を多く取り入れ「主体的・対話的で深い学び」を実践することで、海外での日本型教育の認知度向上と国際化に寄与する。また、日本型音楽教育による「非認知能力」育成の効果を、授業期間(2024年7月~12月)の事前・事後で「Ai GROW」を用いて測定し、その教育効果を検証する。これらの活動を通じて、日本型音楽教育の有効性の検証、エビデンスの収集、そしてインドの公立小学校における教育の質の向上を目指している。
 ヤマハのインドにおける取り組みは、文部科学省による「令和6年度『日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)』応援プロジェクト」に選ばれた。成果や課題について文部科学省とも検証・共有しながら、初等教育の音楽教育支援を進めていく。IGSは児童・生徒向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を提供し、ヤマハによる日本型音楽教育の教育効果を検証することで、その有効性の検証、エビデンスの収集、そしてインドの公立初等学校における教育の質の向上に寄与していく。

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