兵庫県川西市 川西市制70周年と文化財資料館開館30周年記念の特別展を開催

 兵庫県川西市では、令和6年に市制施行70周年を、また、川西市文化財資料館が開館30周年を迎えていることから、同文化財資料館(川西市南花屋敷2)で、記念の特別展を10月14日(祝)まで開催している。
 今回のテーマは「阪神地域の横穴式石室めぐり」で、阪神地域の横穴式石室から出土した副葬品の展示や横穴式石室のVR体験などを行っている。
 今回の特別展では、阪神地域の横穴式石室から見つかった豊富な資料の展示と、勝福寺古墳(川西市・県指定史跡)をはじめ、青石古墳(西宮市・市指定史跡)、関西学院構内古墳(西宮市・市指定史跡)、中山荘園古墳(宝塚市・国指定史跡)、中筋山手東古墳群2号墳(宝塚市・市指定史跡)といった古墳の石室のVRによる疑似見学を通して、阪神地域の古墳の魅力に迫る。

 また、今後、関連講座として、8月31日(土)には「川西市文化財講座」を川西市アステホール(栄町25-1)で行う。
 テーマは「古墳時代後期の阪神地域」で、最新調査成果などを踏まえて、阪神地域の古墳の魅力に迫る。
 9月7日と28日には「文化財資料館考古学講座」を市文化財資料館で行う。テーマはそれぞれ「阪神地域の横穴式石室をめぐる」と「勝福寺古墳の被葬者を探る」で、7日は特別展の概要や展示品の見どころを解説し、28日は石室・副葬品や地域性を総合して被葬者像を考える。
 < 川西市文化財資料館特別展 >
  日時  8月1日(木)~ 10月14日(月)午前9時半~午後5時
  場所  川西市文化財資料館 ※ 月曜日休館(月曜日が祝日の場合は翌平日)
  費用  無料 ※ 疑似見学にはスマホが必要なため、持参
※ 関連講座
 < 川西市文化財講座 >
  日時 8月31日(土)午後1時半~午後5時 ※ 午後1時開場
  場所 川西市アステホール
  内容 報告① 「阪神地域の横穴式石室石材」(講師:朝井琢也(川西市生涯学習課))
     報告② 「津門大塚町遺跡の発掘調査成果について-渡来系遺物からみる古墳時代中~後期の阪神地域-」(講師:池田旭さん(兵庫県まちづくり技術センター))
     基調講演「猪名川流域の後期古墳文化」(講師:福永伸哉さん(大阪大学大学院教授)
  費用 無料
  定員 250人 ※ 事前申込不要、当日先着順
 
 < 川西市文化財資料館考古学講座 >
  ① 「阪神地域の横穴式石室をめぐる」(講師:朝井琢也(川西市生涯学習課))
   日時 9月7日(土) 午前10時~11時半 / 午後1時半~午後3時 ※ 同一内容
   場所 川西市文化財資料館
   費用 無料
   定員 各30人 ※ 同資料館へ電話申込要、先着順
  ② 「勝福寺古墳の被葬者を探る」(講師:岡野慶隆さん(元川西市教育委員会文化財専門職員))
   日時 9月28日(土) 午前10時~11時半 / 午後1時半から午後3時 ※ 同一内容
   場所 川西市文化財資料館
   費用 無料
   定員 各30人 ※ 9月3日(火)午前9時半から同資料館へ電話申込要、先着順

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