株式会社ヤギ(大阪市・中央区、東京・中央区、八木隆夫 代表取締役 社長執行役員)は、株式会社類設計室(大阪市・淀川区、阿部紘 社長)教育事業部の全日制スクール「類学舎」と「探究学習×事業」のコラボを開始した。
この類学舎との取り組みのゴールは、今後予定されている複数回の授業を経て、生徒による企画を実際に形にする事。株式会社ヤギと関係するパートナー企業が一緒に生徒と伴走して取り組んでいく。回収した衣料をリサイクルする為に必要な、ファスナーやボタン等の付属を外す作業を実際に体験するワークショップ等も計画している。
既に実施した訪問授業の中では、株式会社ヤギの紹介にはじまり、展開している事業を通してSDGsの観点から、業界の抱える課題や環境問題を学んだ。その際、世界の潮流の事例から日本国内の身近な事例まで考えることで、将来的に自身の学習進路やキャリアにおける行動変容が起きることを目的とした内容で実施をした。また、SDGsボードゲームの認定ファシリテーター資格を持つ株式会社ヤギの社員が登壇し、チーム毎に分かれてSDGsボードゲームを開催した。
2回目の授業では、株式会社ヤギと一緒に繊維回収から再生の取り組みをさせていただいている「Withal」というプロジェクトについて、運営するアミアズ株式会社による実物を交えた説明と質疑応答がメインの内容。授業の中では、日本国内で衣類の回収が進まず、着た後の衣服が大量にゴミとして廃棄されている現実や、その量の多さを知って驚くと共に、回収された洋服が様々な物に生まれ変わる事が出来る可能性を学んだ。
説明を聞きながら、アミアズ社に用意していただいた原料や製品など、衣服からリサイクルして出来た実物を実際に見て触れて考え、その課題に対する解決方法と手段、学習のゴールを自ら設定した。さらに「自分達なら何を作るのか」、「自分たちで取り組めることは何か」などを各個人が考え、ホームワークという形で整理をして、次回に進む予定となっている。