生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(東京・新宿区、村上彰一 会長)は 、2023年度に引き続き日本大学芸術学部との産学連携プロジェクトを実施する。7月19日(金)には、日藝の3年生を対象にオリエンテーションを行なった。
今年度のテーマは「食料自給」と定め、学生は「食」を取り巻く世界的な情勢の変化や、生活クラブが取り組む食料自給力アップに向けた生産者との活動を、産地での体験や取材を通じて学ぶ。食料自給の大切さを若い世代が学び、それを幅広い世代へ伝えることで、より多くの人へ「持続可能な農業の推進」「環境保全」「食の安全」など、これからの日本の食について関心を広めることを目的としている。
8月下旬には長野県内の生活クラブ生産者を学生が訪問し、国内自給の課題に取り組む姿勢を、自身で体験しながら、取材学習する。取材では学生たちが生産者へのインタビュー等を通じて学び、考えたことを、生活クラブの内外に発信するため、内容や手法を企画立案し、広報物を制作する予定だ。
第1弾の2023年度は、生活クラブが提携生産者とともに実践してきた「せっけん運動」を日藝の学生13名が取材し、そこで学んだ内容をもとに「水」を切り口とした作品づくりに挑戦した。取材を通じて、新たな視点である「水は借り物」というキャッチフレーズも誕生し、動画や冊子で表現した。
◆2024年度 日藝×生活クラブ産学連携プロジェクト概要
生活クラブの取組み等をフィールドに、日藝の学生が学び、取材し、情報づくりを行なう産学連携プロジェクト。「食料自給」を主要なテーマに、国内自給の課題に取り組む生産者を、学生および教授が訪問し、取材学習する。取材では学生たちが生産者へのインタビューならびに写真・動画の撮影を行ない、その取材内容をもとに自分たちで制作物の企画立案をし、最終的には広報物の制作まで実施する。