全国飲食店の開業・閉店動向 Review社発表

 全国の店舗データおよび法人データを収集・整備・提供しているデータプロバイダーの株式会社Review(リビュー)は7月17日、全国の飲食店に関する開業・閉店の1〜3月の調査結果を発表した。開業件数は1万2919件、閉店件数は1万248件となった。
 全国470か所の保健所からの開業情報をもとに、Review独自のクレンジングを行ったデータより算出した。

 開業が多かった地域TOP5は1位東京、2位大阪、3位愛知、4位神奈川、5位兵庫の順となった。一方、閉店が多かった地域TOP5は1位東京、2位大阪、3位神奈川、4位埼玉、5位兵庫となった。
 開業ランキング上位の都市は、経済の中心地であることに加え、インバウンド需要も重なり、市場として注目されている。
 一方で、閉店ランキングも同様に東京、大阪、神奈川、埼玉、兵庫が上位を占める。これらの都市では開業も多い一方で、激しい競争が繰り広げられており、生き残るためには常に革新と適応が求められる。
 興味深い点として、開店が閉店を上回った都道府県として福岡、沖縄、京都が挙げられる。これらの地域では、インバウンド需要が大幅に伸びているエリアとなった。逆に、閉店が開店を上回った都道府県として大阪、東京、埼玉が挙げられ、大都市特有の競争激化が起こっている現状だ。
 飲食店ジャンル別の開業・閉店の状況は、開業件数は1位カフェ・喫茶店、2位飲み屋・居酒屋、3位ラーメンとなった。閉店件数は1位飲み屋・居酒屋、2位ラーメン、3位カフェ・喫茶店となった。

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