横浜市の過大規模校の学校図書館 電子書籍を試行導入

 子どもたちの読書機会の充実に向けて、横浜市教育委員会と株式会社ポプラ社が連携協定を締結し、令和6年7月から9校で、同社の運営する電子書籍読み放題サービスの「Yomokka!(よもっか!)」を試行導入する。(児童生徒の1人1台端末から38 社の4,300 冊が読み放題となるサービス。)
 試行導入は「過大規模校(学級数31 以上)」等で行い、「急増する児童生徒数に対応しようにも、学校図書館のスペースが限られているため物理的に図書を配架しきれない」「読書や調べ学習の授業を行いたいが、学級数が多いため、学校図書館を学級単位で使える割合が少ない」などの課題の解決を図る。

試行実施校
 読書機会の確保に困難さがある過大規模校等9校で試行を行う。児童生徒や教職員等、合計約10,000 人が当該電子書籍サービスを利用する。

 今回の取組にあたって、横浜市立学校における読書活動の推進及び当該サービスの効果検証や向上を
図ることを目指し、横浜市教育委員会と株式会社ポプラ社は連携協定を締結した。
●協定名称
「横浜市教育委員会と株式会社ポプラ社との子どもの読書活動支援に関する連携協定書」
●協定締結式
令和6年7月3日(水)に、横浜市役所にて、
株式会社ポプラ社 代表取締役社長 加藤 裕樹(かとう ひろき)氏
及び横浜市教育委員会 教育長 下田 康晴 両名出席のもと、協定締結式を執り行った。
●連携・協力の内容
(1) 対象校の児童生徒及び教職員に対する電子書籍サービスのアカウント発行
(2) 対象校の児童生徒及び教職員に対する電子書籍サービスの無償利用の提供
(3) 電子書籍サービスの活用に必要な対象校の教職員への研修の実施
(4) 対象校の児童生徒及び教職員からの電子書籍サービスの活用に係るフィードバック、成果や課題の共有、改善

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