2024年版 小学6年生の「将来就きたい職業」 1位「スポーツ選手」、2位「医師」、3位「教員」

 株式会社クラレ(東京・千代田区、川原 仁 社長)は、今春小学校を卒業した子どもを対象に、「将来就きたい職業」のアンケート調査を実施した。
 1位は今年も「スポーツ選手」、2位は「医師」、3位は「教員」となりました。「スポーツ選手」は、男の子に圧倒的な人気で、競技内訳ではサッカー、バスケットボールの伸びが目立った。「医師」は2年連続でポイントを伸ばし、過去最高の2位となった。6位「薬剤師」、10位「医療関係」もトップ10入りしており、今年は男女ともに医療職の人気が上昇した。

【調査概要】
[調査対象]  2024年3月に小学校を卒業した子ども
[調査方法]  使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもに贈る当社の国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」キャンペーンにご協力いただいた方にアンケートを実施(2024年1月中旬~3月中旬)
[有効回答]  男の子: 314名/女の子: 343名

男の子の「将来就きたい職業」

1位は「スポーツ選手」で変わらず、バスケ人気上昇
 「スポーツ選手」が2位に10ポイント以上差をつけてトップとなった。内訳を見ると、野球が1位をキープ、サッカーとバスケットボールは人気を伸ばした。特に、バスケは昨年からポイントが約3倍に。世界大会出場を決めた日本代表の活躍や国内リーグの盛り上がりで、バスケ選手に憧れる子どもが増えているようだ。

「IT関係」がトップ3に、プログラミング教育が浸透
 「IT関係」が2年連続でポイントを伸ばして3位となった。内訳を見ると、約8割がプログラマーを志望。小学校におけるプログラミング教育の浸透や、子どもを対象とするプログラミング教室の増加などにより、職業の選択肢としてITがより身近なものになっているようだ。

人の命を守りたい、「医師」などの医療職が順位上げる
 「医師」が4位となった。一時大きく順位を落とした年もあったが、コロナ禍でその仕事の大切さや意義が見直され、2022年を境に右肩上がりで上昇している。同じ医療職では、「薬剤師」が大きく順位を上げて11位に。人の命を守ることを通じて誰かの役に立ちたいという、子どもらしい純真な思いがうかがえた。
 そのほか、命を守るという視点では、昨年20位以下となっていた「消防・レスキュー隊」が13位(1.3%→1.9%)に入った。

女の子の「将来就きたい職業」

「漫画家・イラストレーター」が3年連続トップ
 3年連続で「漫画家・イラストレーター」が1位となった。内訳を見ると、イラストレーターが昨年からさらに増加(73.0%→88.9%)。ゲームやアニメなど多彩なコンテンツでイラストレーターの活躍が目立つ中、「将来は自分も」と夢見る子どもが増えているようだ。

トップ10のうち医療職が4割を占める
 男の子と同様、女の子も医療職が人気だ。2位「医師」、4位「看護師」、7位「医療関係」、10位「薬剤師」がいずれも昨年から順位・ポイントを伸ばし、トップ10のうち医療職が4割を占めた。

髪型・髪色も個性の時代、「美容師」が6位に順位上げる
 2年連続でポイントを伸ばした「美容師」が6位に順位を上げた。多様性が尊重される時代になり、さまざまな髪型・髪色で自己表現をする人を目にする中、カットやカラーリングなどを駆使して、一人ひとりにぴったりのヘアスタイルを作り上げる美容師に注目する子どもが増えているようだ。

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