『SPRIX CBT』を静岡県静岡市が一斉導入

 株式会社スプリックス(東京・渋谷区、常石 博之 代表取締役社長)は、公教育機関向けCBT(Computer Based Testing)パッケージ『SPRIX CBT』が、静岡県静岡市に一斉導入されたことを発表した。
『SPRIX CBT』公式Webサイト:https://www.sprix-cbt.com/

 静岡市では、デジタルドリルについて令和3年度から導入に向けた実証研究を進め、1人1台端末活用の一環として、独自に導入する学校も増え、令和5年5月の段階で、約7割の学校が活用している状況だった。
 そこで、静岡市は、児童生徒の誰一人取り残すことのない学びの保障を行うことを目的として、学習者用端末で誰もが利用できるコンテンツの全校一斉導入の検討を開始した。検討に際し、学校へのアンケートを実施した結果、「学級・学年単位での設問別の誤答率等が一覧化され、教員が授業づくり(全体指導)に生かせること」や、「自動採点により、児童生徒自身が、授業、家庭学習等において自学自習できること」を望む声が多く聞かれた。また、現時点でのAIを搭載したドリルでは、習熟や分析に時間を要し、教員に負担をかけるとの声もあった。
 こうした点を踏まえ、各コンテンツを比較したところ、簡便な機能性を有する『SPRIX CBT』が、教員のニーズや静岡市が目指す誰一人取り残すことなく子どもたちの学びを保障する目的と合致するとの判断に至った。

『SPRIX CBT』の概要
①国際基礎学力検定TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)
 全ての学力の土台となる基礎学力を世界基準で評価できるテストシステムとして、世界50カ国以上で実施されており、累計受験者数は500万人を超えている。教員による作問や採点は不要である他、児童生徒の個人成績分析表だけでなく、クラスや学年単位での成績表も用意しており、経年での成績推移可視化にも対応している。

②単元別テスト
 学習塾向け教材フォレスタの制作で培った教材開発ノウハウと、TOFASで構築したテストシステムのプラットフォームを融合させることで、新たなCBTシステムを構築しました。作問・採点作業のデジタル化により教員の業務負担軽減を実現した他、テスト結果のデータベース化で習熟度の把握・比較を容易にし、業務効率化に貢献する。

③プログラミング能力検定
 全国3,000を超える教育機関で実施されている日本最大級のプログラミング検定。プログラミング概念の理解度を体系的に分析・評価することができ、それまでの学習成果を証明するとともに、その後の効果的な学習につなげることができる。

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