兵庫県川西市 民間プールを活用した水泳授業の試行実施

 兵庫県川西市では、民間事業者の運営するプールを活用した水泳授業の導入に向け、清和台地区で試行的にスタートさせた。従来、市内小学校での水泳の授業は、学校敷地内の屋外プールを使用している。
 近年、気温の上昇により、基準を超えた暑さ指数となる日が多く、熱中症予防の観点などから屋外でプール授業をできない日が増えている。また、屋外だと天候不良で実施できない日もあった。
 さらに、令和5年度に実施した市長、教育長と児童生徒との意見交流会では、室内の清潔なプールに入りたいなどの、環境面の改善を求める意見も出ていた。
 そういった流れを受け、川西市は、学習環境の充実のために民間事業者による室内プールでの水泳指導を6月6日から試行実施を始めた。

 水泳に適した環境で専門的な指導を受けることにより、子どもたちの泳力の向上などが期待できる。
 実施モデル校は、清和台小学校、清和台南小学校、川西養護学校で、市内にあるNSI清和台スポーツクラブ(川西市清和台東)にて実施していく。
 今後は、この試行を通じて、令和7年度以降、実施環境が整った学校から導入の検討を進めていく。

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