株式会社スプリックス(東京・渋谷区、常石 博之 代表取締役社長)が展開する、個別指導塾『森塾』は、子どもの自主学習におけるアンケート調査を実施した。
今回の調査では、半数以上の家庭で父親が子どもの学習をサポートしていることや、家族からは、「わからない問題や課題があったときの相談・アドバイスをしてもらっている」と回答したのが6割以上と最も多いことが明らかとなった。一方で、家族以外からのサポートを求めている人も7割以上いることが判明し、不安を抱きながら自主学習を行っている層も一定数いることがわかった。
【調査概要】
調査対象:全国の中高生624名(有効回答数)
調査手法:インターネット調査
調査内容:【父の日】に向けた子どもの自主学習状況調査
実施期間:2024年5月17日~5月20日
Topic1. 半数以上の家庭で「お父さん」が子どもの勉強をサポートしていることが判明。一方で、7割以上がお母さんに手伝ってもらっていると回答し、自主学習においてはお母さんがサポートしている割合が最多という結果に。
全国の中高生624名を対象に、普段の自主学習状況におけるアンケート調査を実施したところ、半数以上の家庭において父親が子どもの勉強をサポートしていることがわかった。また、普段勉強を手伝ってくれる家族として75.2%が母親と回答し、自主学習においては母親がサポートしている割合が最も多いという結果となった。
Topic2. 4割以上が週に1回以上、家族から勉強のサポートをしてもらっていることが判明。一方で、約5人に1人は年に数回と回答するなど、家庭間での差も明らかに。
全体の43.8%※1が週に1回以上は家族から勉強のサポートを受けていることが明らかとなった。一方で、全体の17.8%、約5人に1人は年に数回と回答するほか、7.5%は長期休みなどの期間限定のみであることなど、各家庭間において差があることも判明した。※1「毎日」「週に3回~5回」「週に1回~2回」と回答した人の合計で算出
Topic3. 家族からの具体的なサポート第1位は「わからない問題や課題があったときの相談・アドバイス」自主学習におけるつまずきを解消すべく、家族に相談している人が多いことが判明。
家族からのサポート内容を調査した結果、「わからない問題や課題があったときの相談・アドバイス」と答えた人が60.1%と最も多い結果となり、次いで「勉強の進捗チェックとアドバイス」が29.5%、「勉強のモチベーションサポート」が26.0%となった。傾向として、つまずいた時にスムーズに学習を進められるよう、家族からのサポートを求めている人が多いことが推察できる。一方で、学習計画やコツ、参考書の選び方など勉学におけるポイントをアドバイスされている人は比較的少なく、家族からのサポート内容については偏りがあることも伺えた。
Topic4. 7割以上が、家族以外からの勉強のサポートも必要であると回答。定期テストや試験の対策、勉強のコツや学習計画の立て方、モチベーションの維持など。自分や家族だけでは解決できない課題に対してサポートを求める傾向に。
全体の70.1%が家族以外からの勉強のサポートが必要だと回答しました。具体的にどのようなサポートが必要か調査したところ、「わからない問題や課題があったときの相談・アドバイス」が53.8%と、家族からの具体的なサポート内容と同様に最多の結果となった。一方で、「定期テストや試験の対策」が49.1%、「モチベーションサポート」が41.2%、「勉強のコツや学習計画の立て方へのアドバイス」が39.8%と上位を占め、自分や家族のサポートだけでは解決できない困りごとがある場合に手助けを求める子どもが多いことがわかった。各地域、学校ごとの傾向を捉えた試験対策や、個々人の学習進捗、理解度に合わせた勉強のコツ、学習計画の立案などについては、これまでの傾向を抑えるほか、効果的にデータを活用する必要があるなど、家族のサポートだけで解決するにはどうしてもハードルが高くなってしまう。このように、家族以外へ求めるサポートとしては、勉強する上での効率性や、自分にあう勉強方法のアドバイスなどを求めている中高生が多いことが伺えた。