1月25日、盛山大臣は石川県を訪れ、22日に学校再開した七尾東部中学校や輪島市の中学生が集団避難している白山市の白山ろく少年自然の家、そこから通学している白嶺中学校を視察すると共に、石川県災害対策本部会議に出席し、馳石川県知事をはじめ、関係自治体の教育長の方々との意見交換などを行った。
盛山大臣は、実際の学校現場や生徒が生活している場を視察するとともに、珠洲市・輪島市・七尾市・能登町・穴水町・志賀町の教育長から学校再開や子供たちの心のケアのための人的、物的、財政的支援の必要性や給食の再開が見通せない現状等に対し、改めて被災された皆様が置かれている大変な状況を実感し、一日でも早く元の学校生活を取り戻すことができるよう、全力を挙げる決意を新たにしたと述べた。
馳知事との意見交換では、公立・私立問わず、学校の校舎だけでなく、関連する施設等についての支援を含め、能登半島を震源とする地震の調査研究の早期実施等について話した。
盛山大臣は、教育環境の早期復旧に向けて、被災地に寄り添った支援を最大限行うと伝えると共に、地震の研究については、昨年から行っている能登半島地震に関する総合調査への助成の追加助成の交付内定を行った他、できるだけ速やかに、この研究成果の被災地への情報提供がなされるよう、関係機関等と連携してしっかりと取り組んでいくと述べた。
被災地で子供の学びの継続や心のケアに懸命に取り組んでいる教師を支えるため、多くの要望があった人的派遣について、1月26日より、教職員とスクールカウンセラーを県外の他自治体から石川県に派遣することとした。