ベネッセ、社外での社員スキルアップの機会づくりを支援

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、今年度、社会人向けオンラインサービスUdemy(ユーデミー)で講師になりたい社員を支援する「Udemy講師デビュープロジェクト」を初実施した。ここ数年、ベネッセでは社員リスキリングに力を入れている。この取り組みは、社員が新しい挑戦の場をもつことで、現業でのスキルやモチベーション向上、社内外ネットワーク形成などを促すことを目的としている。
 Udemyは、ベネッセが国内で展開するオンライン学習プラットフォームで、教えたい人(講師)は自ら学習コンテンツを制作し、Udemy上で販売できる。講師は各分野の実務経験を持ち、会社員も兼業という形で多く活躍している。 ベネッセでは2021年からグループ全社員が法人向けサービス「Udemy Business」 を利用している。利用する社員からは、自身のスキル・経験を教える立場として社外還元したいといった声もあった。そこで2023年2月に国内Udemy事業を運営する社会人教育事業本部が事務局となり、「Udemy講師デビュープロジェクト」が始まった。
 この取り組みでは、 Udemyがサイト上で講師希望者に一般提供している講座制作の知見を参考に、講座の企画からリリースまで事務局が伴走している。 活動は8月に終了し、現在4名が講師デビューした。講座はマーケティング、コンテンツ企画制作など、社員の実務経験が活かされたものとなっている。

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