福知山公立大学 2024年度の大学院地域情報学研究科 正式認可へ

 福知山公立大学は、2024年度の大学院地域情報学研究科の開設に向けて文部科学省に設置認可申請を行い、8月30日に大学設置・学校法人審議会の答申を受け、9月4日付で文部科学大臣から正式に認可された。
 情報学の深化をめざす研究開発に加え、その成果を地域にねざした実践活動に適用することをめざす福知山公立大学大学院地域情報学研究科を2024年4月に開設する。

 2023年9月8日(金)14時00分から15時00分頃まで「福知山公立大学大学院地域情報学研究科 設置認可に関する記者会見」を福知山公立大学で実施した。
 川添理事長から大学院の設置認可に関する報告を行った後、倉本教授が大学院地域情報学研究科の概要について紹介をした。

【大学院地域情報学研究科の概要】
■名称・学位・分野:大学院地域情報学研究科地域情報学専攻(修士課程)
■定員:入学定員20名、収容定員40名
■開設時期:2024年4月
■校舎:既設の1号館及び2号館を改修し、新たに5号館を建設(2022年10月竣工)

【大学院地域情報学研究科の特色】
■地域と共に成長する大学院
 福知山公立大学大学院地域情報学研究科は、情報学の深化をめざす研究開発に加え、その成果を地域にねざした実践活動に適用することをめざす。そこで、同研究科では、社会科学をはじめ幅広い領域の知見を含む「2本の柱」とも呼べる教育研究のアプローチを実現する。

■地域にねざした教育研究の「2本の柱」
①地域社会に貢献する情報学の深化と研究開発
 先端的な情報技術や理論をさらに深化させ、情報学の新しい知を創造する研究活動に取り組む。
②情報学による地域にねざした実践的プロジェクトの遂行
 地域社会の課題解決に向けたプロジェクトを展開し、情報学を中心とした技術体系を社会に実装するための実践活動に取り組む。

■実践的プロジェクトの成果による学位認定
 大学院では、学術研究による学位「修士(情報学)」だけでなく、地域での起業・共同開発事業等により、研究科での活動の成果を地域社会に実際に還元するための活動を通じて学位「修士(学術)」を認定するプログラムを有している。地域とともに歩む大学院として、地域の諸課題を高度な技術・知識をもって解決することは大学院の目的のひとつ。情報学領域に関するより高度な専門知識を修得すると共に、情報学の各分野の研究成果を通じて、持続可能な地域社会の発展に寄与することができる課題探求と問題解決能力を身につけた者に対し、学位を認定する。

【大学院地域情報学研究科の3つのポリシー】
アドミッション・ポリシー
■求める人材像
 修士課程では、地域社会に関心をもち、情報学の成果の社会実装もしくは情報学の深化に意欲があり、主体的かつ能動的に学ぶことが期待できる志願者を広く受け入れる。

■入学前に修得しているべき知識と能力
 修士課程への入学を希望する学生は、入学前において、以下の知識と能力を有することが望ましい。
 ・情報学の体系に関する知識を有すること
 ・情報社会で活躍するために必要なリテラシーと倫理観を有すること
 ・現実社会における現象に関心があり、その抽象化の技能を修得していること
 ・地域社会の人材を含む多様な人材とのコミュニケーション力を有すること
 ・プログラミングの基本技能を修得していること

■入学者選抜の方針
 修士課程では、上記の人材像に合致し、入学前に修得しているべき知識と能力を入学時に修得していると期待される志願者を広く受け入れる。

■募集人数
大学院地域情報学研究科 地域情報学専攻 修士課程 20名
■選抜日程
・出願受付期間:2023年9月24日(日)~10月6日(金)
・試験日:2023年10月29日(日)
・合格発表日:2023年11月6日(月)
・入学手続:2024年3月10日(日)~3月15日(金)
■選抜方法
口頭試問及び個別面接による総合選抜
・出題科目:情報基礎、専門科目
・専門科目の出題分野:データサイエンス、情報通信、人間・社会情報、地域経営、医療福祉経営の5科目から出願時に1つを選択。

【大学院地域情報学研究科の授業料等】

【経緯・今後のスケジュール】
2021年9月:大学院設置準備委員会発足
 →公立大学法人福知山公立大学第2期中期目標および同中期計画に基づく,大学院設置準備活動を実施
2023年3月17日:設置申請書提出
2023年5月30日:文科省より審査意見伝達
2023年6月28日:補正申請書類提出
2023年9月4日:設置認可(8月30日:答申)
2023年9月8日:記者会見
2023年10月29日:入学者選抜実施
2023年11月6日:合格発表
2024年4月1日:大学院地域情報学研究科 設置

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