兵庫県立大学、博士課程も含む完全無償化を実施へ 全国初の試み、斎藤知事が方針表明

 兵庫県が兵庫県立大学(神戸市西区)の学費完全無償化を発表。斎藤元彦知事は、8月21日、大学の博士課程も含む無償化を推進する方針を示し、2024年度から段階的に実施される予定。博士課程の完全無償化は全国初の試みとなる。斎藤知事は8月4日、若者支援策の一環として、県が設置する県立大と芸術文化観光専門職大(豊岡市)の授業料や入学金について、県民を対象に所得制限なしで無償化する方針を表明していた。 県は、完全無償化の対象として、学生本人と父母ら生計維持者がいずれも、入学日の3年以上前から県内に居住しているという要件を設定する方針。また、県外居住者についても、入学金を現行の42万3千円から28万2千円に引き下げる方針という。この取り組みは「若者・Z世代応援パッケージ」の一環で、兵庫県の少子化対策として行われる。

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