教育・福祉業界の人材派遣・紹介事業、家庭教師紹介事業、個別指導塾の運営事業を手がける株式会社サクシード(東京・新宿区、高木 毅 代表取締役社長)は、東京都品川区立の中学校より吹奏楽部の部活動指導員案件を受託した。サクシードが保有する教育系人材のデータベースを活用して指導者を選定し、部活動の運営を行う。
■教員の負担軽減を目指すとともに、子どもたちに質の高い部活指導を行うことを目指す
部活動指導は顧問教員にとっての負担が大きく、担当教員の長時間労働が問題となっている。部活動指導というと運動部をイメージすることが多いですが、文化部の部活動指導もまた同じ問題を抱えている。
専門外の教員が顧問につかざるを得ない部活動については、生徒に取って必ずしも満足度の高くない運営が行われていることが実情だ。サクシードは運動部活動向けのスポーツ系人材だけでなく文化部活動に対応できる人材も多数登録されており、吹奏楽部のほか演劇部や美術部、茶道部などの文化部活動の運営も行っている。これまでの運営実績や人材獲得のノウハウ、蓄積された人材データベースを活用して部活動指導を行うことで教員の方々の負担を軽減するとともに、生徒にとっても満足度の高い部活動指導を目指す。
教員の加重労働問題には部活動指導をはじめ様々な原因があり、解決には時間がかかる。しかしながら今後わが国に訪れる人口減少・少子化社会の中で、学校教育の重要性はますます高まるものと考えており、この問題は優先的に解決すべき課題であると認識している。サクシードが全国の自治体や学校に人材サービスを提供することで、教員の負担軽減を図るとともに、結果としてすべての子どもたちに質の高い学校教育を提供できる社会の実現を目指す。