大東建託 九州産業大学とDIY ソロワークブースを共同開発

 大東建託株式会社(東京・港区、小林 克満 代表取締役社長)が実施した、社内ベンチャー制度「ミライノベーター」から誕生したオーダーメイドDIYキット販売店「CODD(コッド)」は、1月20日より、学校法人中村産業学園(福岡市、津上賢治 理事長)が運営する九州産業大学(福岡市、北島己佐吉 学長)と産学連携で共同開発した、個人ワーク・Web会議用のDIYで設置可能なソロワークブース「HACOCE(ハコス)」の予約販売を開始する。
 CODDでは、大東建託の社内ベンチャー事業案のひとつとして、2020年よりDIYに特化した家具の開発・販売事業を開始し、現在事業化に向けた実証実験を行っている。
 この商品は、コロナ禍を背景にオフィス・大学を中心に高まる「個室」ニーズに合わせ、作り替えやカスタマイズが可能なソロブースとして、九州産業大学建築都市工学部香川治美研究室との産学連携の取り組みから誕生した。

 HACOCEは、オフィスや大学の個室需要をターゲットに、設置場所に合わせサイズがオーダーできる、DIYソロワークブースとして開発された。構造は木造で、強度、遮音性能および断熱性能に優れた「2×4(ツーバイフォー)工法」を採用し、内部は住宅と同じようにクロス(壁紙)仕上げとしている。解体して再度組み立てることができるため移設も可能で、さらに、パーツを追加してブースをアレンジすることで、リモートワークや自習室としてだけでなく、専門性の高い研究などのワークスペースとしても活用できる汎用性の高い商品となっている。

 九州産業大学建築都市工学部の香川治美研究室は、2016年より同大学人間科学部と協働して「避難施設の居住環境評価についての研究」を、2022年からは福岡工業大学の田村かおり研究室とともに「香りによるソロワークブースの居心地評価についての研究」を産学連携で進めていた。今回、これらの研究の資材としてCODDのHACOCEが採用され、九州産業大学との共同開発がスタートした。

 この共同開発では、建築都市工学部生による実証実験を行い、学生ならではの視点や新たな発想を今後の商品開発に取り入れるだけでなく、開発過程における性能評価・検証といった品質マネジメントの実体験の場としても役立てている。

商品概要
商品名     : HACOCE(ハコス)
サイズ(標準) : 外寸/間口122cm×奥行き138cm×高さ240cm (キャスター含)
         内寸/間口110cm×奥行き120cm×高さ210cm
販売価格    : 480,000円(税込) ※上記サイズの販売価格
標準設備     : カウンターテーブル(ブラケット固定仕様)/ラバーウッド、
         チェア/天板:ラバーウッド、LEDダウンライト、2口コンセント、換気扇/給気口
Webサイト : https://codd-ec.com/products/hacoce

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