株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭 代表取締役社長)が運営する進学塾栄光ゼミナールが、2022年9月17日~10月1日にかけて、「小中高生の家庭のSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。
保護者に、「自身は『SDGs』という言葉を聞いたことがあるか」を尋ねたところ、98.9%の保護者が「聞いたことがある」と回答した。
逆に、保護者に「子どもは『SDGs』という言葉を知っているか」を尋ねたところ、94.9%の保護者が「知っている」と回答。保護者とほぼ同じ水準で「SDGs」という言葉が浸透していることがわかった。また、2021年と比較すると、前年は「知っている」と回答した保護者は83.2%で10ポイント以上上昇している。
では、そのきっかけは何か? 「子どもが『SDGs』を知っている」と回答した保護者にきっかけを聞くと、最も多かったのが「SDGsについて学校で学んだ」(84.9%)であり、前年調査 73.6%から10ポイント以上上昇した。
「小学校では2020年度から、中学校では2021年度から、高校では2022年度からそれぞれ実施されている新学習指導要領では、『持続可能な社会の創り手の育成』が明記されており、教科書でも取り上げられるなど、学校においてSDGsの授業や取り組みの機会が増えていると考えられる」と栄光は分析している。
続いて、「SDGsに関するニュースを見たり聞いたりした」ことがきっかけになったのは53.7%で、半数以上いることがわかった。
入試に関する関心も聞いている。「中学・高校・大学入試に出題される「SDGs」の問題傾向について、保護者自身はどの程度関心があるか」を聞いたところ、「とても関心がある」(24.9%)、「やや関心がある」(61.2%)となり、保護者の85%以上が関心のあることがわかった。
その他、自由回答式でSDGsに関して、家庭で子供と一緒に取り組んでいることも聞いている。
・夏休みの自由研究で、SDGsカルタを作ったが、家族で考える機会になった。節水・節電などできることから意識させている。(小5保護者)
・学校で、グループで調べ学習をして発表をしたことがあり、その時のテーマがフードロスについてだった。それから、食べ残しをしないということを家庭でも繰り返し話しています。(中3保護者)
・SDGsを過剰に意識していると感じることも多々あるが、それも含めて会話をして、どう生活すべきか価値観を身につけてほしいと思っている。(高2保護者)
などの答えがあった。
〈調査概要〉
調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年9月17日(土)~10月1日(土)
回答者数:273 人
〈詳細〉
https://www.eikoh.co.jp/wp-content/uploads/p33743.pdf