Gakken 福岡県中間市とオンライン英会話活用について実証研究を開始

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川、宮原 博昭 代表取締役社長)のグループ会社、株式会社Gakken(東京・品川、五郎丸 徹 代表取締役社長)は、ICTを活用した個別最適な英語教育実践のための研究を目的に、中間市教育委員会(福岡県)と「学研オンライン英会話for school」を利用した実証研究を開始した。

 新学習指導要領にて小学校中学年に外国語活動、高学年に外国語科が導入された。外国語科では再定義された「言語活動」の充実が小・中一貫して求められており、児童はより「コミュニケーションの手段」としての英語を話すことが必要となる。また、外国語科を教える現場の先生方の英語力・指導力を向上するために研修も求められている。

 株式会社Gakkenは、「次世代を担う教育の実現」を目指す福岡県中間市と協力体制を組み、小学校を対象とした授業内でのオンライン英会話活用について実証研究を行う。

 中間市は、外国語活動・外国語科についての研修の見直しを図ることや、小学校教員の外国語指導について、理解を深め技能を高めることを今後の教育改革の一つとして掲げている。GIGAスクール構想にて1人1台の端末環境が整備されたことにより、ICTを活用した個別最適な英語教育の実践を目指す。

実証事業研究内容

取り組み① オンライン英会話を使ったリアルなコミュニケーションにより、児童が話したいと思う意欲を育て、児童の英語での発信力を高める。市内小学校1校、5年生(全児童)によるオンライン英会話でのマンツーマンレッスンを3回実施する。

取り組み② 世界と日本との関わりに目を向けさせることを目的として、外国語科の中で道徳教育を意識したオンライン英会話の内容を検討する。

取り組み③ 小学校教員向け英語力・指導力向上の研修カリキュラム(オンライン英会話)を実施することで、言語活動を通して指導するために必要となる英語力の向上を図る。

<実施期間>  2022年10月~2023年3月

みんなが私塾界!